カメラとフラッシュ・ストロボをつなぐ接点のうち、レンズ・シャッターではシャッターが全開した瞬間に、またフォーカルプレーン・シャッターでは先幕が画面をすぎた瞬間に発光させる機構。
　レンズ・シャッターでは全開のタイミングがあうので、高速シャッターを切っても大丈夫だが、フォーカルプレンシャッターでは、そのときに後幕が画面にかからないシャッター速度でないと全画面は露出されない。フォーカルプレンのストロボ同調速度が一般に１／６０とか1／１２５といわれるのは、シャッターのスリットが画面の幅より広くなり、シンクロできる最高のシャッター速度だからである。

　かつて閃光電球を使用していた時代には、閃光電球が信号を与えてから発光するまでにタイムラグがあったため、それに対処するための機構が必要だった。現在ではあまり意味がない。