微細なものを描写するレンズの性能の限界を、レンズの解像力という。一般に、絞りを開放にすると解像力は低く、絞り込むほど解像力は向上するが、ある程度までいくと解像力は頭打ちになる。 ５０ミリクラスのレンズでは、絞りＦ5.6かＦ11くらいで、最高の解像力と鮮鋭度を示し、それ以上、絞り込むと解像力は低下する
　解像力が高いほどシャープな写真となるが、カメラブレ、手ブレや三脚の使用状況によって、写真の仕上がりに影響を受ける。
　銀塩写真で解像力といえば、印画紙などの感光材料の解像力も含まれるが、解像力を示すには白黒の等間隔パターンが、１ミリ幅の中に何本識別できるかによって表す。
　印画紙の解像力は、デジタルカメラでは解像度に相当する。