写真を撮ろう
(株) 総合事務所

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決定的瞬間(けっていてきしゅんかん)

 写真を撮影するとき、ねらった対象(被写体)自体が最高な状態のタイミングで瞬間的につかまえるだけでなく、周囲の状況、関係、物事の流れ、また光線の具合など、被写体と撮影者の意識上の動きが、撮影意図にそって一致した瞬間をいう。フランス人カメラマンのアンリ・カルチェ=ブレッソンが出版した写真集の題が「決定的瞬間」で、それ以来、この語句が写真用語として使われるようになった。現在は、シャッターを押すチャンスとしても使っている。「写真用語事典」日本カメラ社から

 良いシャッター・チャンスを決めるには、周囲に気を配りながらも被写体の動きに神経を集中し、ここぞというときにシャッターを切ることが必要である。
 大型カメラで撮影するためには、フラッシ・ランプの交換、フィルムの交換など、一度シャッターを切ってしまうと、次の1枚の写真を撮るためには、多くの作業が必要だった。そのため、撮影者は<決定的瞬間>にシャッターを押すために、全神経を集中していた。
 現在のカメラでは、連続してシャッターが切れるモーター・ドライブが当たり前になった。シャッター・チャンスがありそうなシーンを連続して撮影し、撮れた写真の中から望むシーンを選ぶようになったのである。そのため、決定的瞬間といった感覚が薄れている。