レンズの面は、特に非球面とことわってない限り、球面になっている。この球面の中心を通る線を光軸といい、曲率の中心も光軸上にある。何枚ものレンズで構成されている場合は、各レンズの光軸は完全に一致していることが必要で、これが狂うとレンズの描写力は、大きく低下する。２枚のレンズを貼合せたり、何枚ものレンズで１個のレンズを組立てるとき、レンズの光軸を合致させる作業を芯出しという。「写真用語事典」日本カメラ社から
　ふつうにカメラを使っている限り、光軸は意識しなくてもかまわないが、望遠鏡にカメラを接続したりするときには、光軸を揃えることが必要である。