写真を撮ろう
(株) 総合事務所

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焦点(しょうてん)

 凸レンズに平行な光線を入射させると、ある程度1点に集まった後、再び円錐状に広がっていく。この1点に光が集まった点が焦点(ピント)である。
 太陽の焦点を結ばせたとき、そこに黒い紙をおくと紙が焦げだすが、これから焦点の名称が生まれたものである。ところで凸レンズの反対側から平行光線を入射させても、やはり同じょうに焦点を結ぶ。したがって、凸レンズには二つの焦点があることがわかる。
 凸レンズの像を結ぶ状態をみると、物体側の焦点より遠方にある物体では、その1点からでて光軸と平行にレンズヘ入射した光線は、レンズの後方の焦点を通り過ぎてゆく。いっぼう同じ点からでて、レンズの前方の焦点を通って入射した光は、光軸と平行にでていく。この二つの光線の交わった位置から、光軸に垂線を下ろした面が物体の焦点面、つまり像面になる。いまあげた2つの焦点を区別して、像のできる側の焦点を後側焦点とか像焦点といい、物体のほうにある焦点を前側焦点または物体焦点と呼んでいる。
 凹レンズでは平行光線を入射させると、光は円錐状に広がっていく。その光を逆に延長すると、光軸上の1点から出ているように見える。この点が凹レンズの焦点である。<写真用語事典 日本カメラ社>