狩猟用語にスナップ・ショットというのがあって、不意に飛び立った鳥などを、銃をかまえるやいなやすぐ撃つという、いわば早撃ちのことを、写真用語の早撮りに転用するようになった言葉である。１８５８年イギリスのサー・ジョン・ハーシェルが「スナップ・ショットするように写真を写す」と書いたのが、スナップショットという写真用語の起源といわれている。それ以来、小型カメラで早撮りで撮った写真を、スナップ写真といっている。＜写真用語事典　日本カメラ社＞

　日常のできごとや出会った光景を一瞬のうちにとらえ、カメラに納める写真をスナップとかスナップ写真という。特別な下準備なしに撮る写真はすべてスナップ写真と呼んでも良く、小型カメラだから可能な撮影方法である。