写真を撮ろう
(株) 総合事務所

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相反則(そうはんそく)

 照度が1/2になったとき、露光時間を2倍にすれば、写真の感光部上では同じ効果が得られる。 撮影のときに、絞りによる光の強さと、シャッタースピードによる照射時間の積が同じなら、2つの組合せを変化させても、同じ露出量が得られるということである。

 絞りを1段絞ったときに、シャッタースピードを一段遅くしたり、その反対に絞りを1段開けたときに、シャッタースピードを一段速くしたりすると、露出としては同じ量の光が得られる。具体的にはF4で1/500秒と、F5.6で1/250秒、F8で1/125秒、F11で1/60秒は同じ露出になる。

 一般の光化学反応の量は、生成物質による妨害がなければ、物質に吸収された光の強さと、照射時間の積に比例する、というプンゼン・ロスコーの法則を、写真に適用したものである。つまり、当たった光の強さと時間を掛け合わせた光量に比例するのだから、この積が同じであれば、光の強さと時間の組合せが変化しても、反応の量は同じになるということであり、相反法則ということもある。
 ただし、露光時間が極端に短かったり長かったりする場合には、相反則が成立しないことがある。これを相反則不軌という。