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二眼レフ(カメラ)(にがんれふ:かめら)

 二眼レフレックス・カメラの略で、カメラ前面に同じ焦点距離のレンズを2個配列してあるため、この名が出た。下のレンズは撮影用、上のレンズはファインダーピント調節用。
 上のレンズの後部には、反射ミラーが45度の角度におかれ、上のレンズを通った被写体像は、ミラーで90度屈折して、上方のピントグラスに上下正像、左右逆像に像を結ぶ。上下のレンズを同時に動かすようにしておけば、上のレンズによりピントを合わせれば自動的に下のレンズを通った被写体像もフィルム面に結像する。これが二眼レフの原理である。

 上下のレンズを連動させるためには、1枚の前板に上下レンズを固定して、繰出しカムの操作により前板を前後させる前板繰出し式、また上下レンズの周辺にギアをつけて、下のレンズを回すと上のレンズも回るという上下ギア連動式などがある。
 二眼レフの元祖は、1929年に出たドイツのローライフレックスといわれているが、実はわかっているだけでも1884年のリーゼガング、1886年のクリエーゲナー(いずれもドイツ)などがある。<写真用語事典>

 上のレンズを通ってファインダーに像が結ばれるが、実際に見える被写体とファインダーに見える像は、左右天地が反対なため被写体をファインダーに入れようと右に動かすと、像は反対に左に動いてしまう。そのため、被写体を精確にファインダーに捉えるには慣れが必要だった。また、撮影用のレンズとファインダー用のレンズが違うので、視差が生じてしまう。そのため、厳密に言うと上下のレンズでは少し違った像を見ていることになった。とくに接写になると視差が大きくなった。
参考=一眼レフ(カメラ)

レンズ交換式の二眼レフ:マミヤC330