写真を撮ろう
(株) 総合事務所

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乳剤(番号)(にゅうざい:ばんごう)

 銀塩写真現像などに使われる薬剤のことを、エマルジョンとか乳剤という。微妙な違いが現像結果に影響するので、製造単位毎に外箱に番号が打ってあり、この番号をエマルジョン・ナンバーという。モノクロでは番号が違っても影響はない。
 
 正式には写真乳剤だが、感光乳剤ともいわれ、一般には単にエマルジョンとか乳剤と呼ぶことが多い。写真感光材料の感光膜層を形成しているもので、ハロゲン化銀の非常に微細な結晶粒子が媒体であるゼラチンの中に分散しているもの。写真乳剤の製造方法は複雑で種類も多いが、感光材料の使用目的にマッチするように作る。原理的にみるとゼラチンを溶かし、これに臭化カリウムの溶液を加え、次に暗室内で硝酸銀の溶液を加えて攫拝すると、臭化銀の細かい粒子を析出してゼラチンと共に乳白色の液ができる。このため乳剤といわれるのだが、この乳剤を支持体であるフィルムベースやバライタ紙に塗布、乾燥させると、フィルムや印画紙の感光膜になる。<写真用語事典>