写真を撮ろう
(株) 総合事務所

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バライタ(紙)(ばらいた:し)

 銀塩写真において、本来、バライタとは印画紙の薬剤がのる紙のことだが、バライタ紙を使った印画紙そのもののをいうことが多い。

 印画紙の表面の光沢度をコントロールしたり、乳剤が印画紙の原紙の繊維中に浸み込むのを防ぐため、ゼラチンの中に硫酸バリウムの結晶粒子をまぜた液を、原紙の表面に塗布するが、この層をバライタ層といい、原紙にバライタ層を塗布したものをバライタ紙といって、印画紙の支持体となるものである。

 バライタ紙はキメの細かいテクスチャによって、黒色などが深みをもつ描写が美しく表現できる。また長期にわたって変色せず、保存に適している。個展などで展示される写真のほとんどには、バライタ紙が用いられる。しかし、RCペーパーに比べ厚いにもかかわらず、強度が弱く現像液や定着液などの薬液を吸収してしまうため、それらを洗い流す水洗に時間がかかる。また、平面性を保って乾燥するのが難しく、カールしてしまいがちである。